住宅リフォームの費用はいくら?中古住宅リフォームの注意点も解説

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2025年1月6日
住宅リフォームの費用はいくら?中古住宅リフォームの注意点も解説
「今住んでいる住宅で古い箇所があるからリフォームしたい」 「中古住宅を買ってリフォームしたい」 今住んでいる住宅をリフォームする場合、どの箇所をどこまでリフォームするのかによって費用が異なります。また中古住宅をリフォームする場合、新築と比べて費用を抑えられますがいくつか注意点があります。 この記事ではリフォームの費用や業者選びのポイント、中古住宅リフォームの注意点について解説しています。ぜひご参考ください。
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ライター:のはら

目次

どこまでリフォームする?

今住んでいる住宅のリフォームを行うにあたって、まずどのくらいの範囲をリフォームするのか決める必要があります。

例えば、キッチンだと「既存のキッチン→システムキッチンにする場合」と「周囲の壁紙や床材も変える場合」があります。キッチンが古くなってきたからリフォームしたいと思っても、どの範囲を変えるかによって費用も異なるので、まずリフォームを行う目的を明確にしましょう。

リフォームの範囲呼び方
一部の設備を交換するリフォーム
内装を含めて一部を変えるリフォーム
間取りの変更リノベーション
一度骨組みのみの状態にして大規模に変えるスケルトンリフォーム
(スケルトンリノベーション)

ちなみにリフォームは修繕という意味です。古くなった部分や劣化した部分を元の状態に戻すという意味で使われます。今の状態よりプラスαで良い状態にしたい場合はリノベーションという言葉になります。また、間取りの変更などの規模の大きな工事もリノベーションと呼びます。

工事の規模が大きくなりそうな場合は、リフォーム業者とあわせてリノベーション業者を探すと目的の業者を見つけやすいです。

また最も規模の大きなリフォームとして、スケルトンリフォームがあります。これは住宅の骨組みのみを残して、壁や床材などすべてを取っ払った状態にして新しく資材を施工していく方法です。家全体の雰囲気を大幅に変えることができるので、建て替えと迷っている場合に有効な手段です。

このように住宅のリフォームの規模もいくつかあるので、まずはどの範囲を工事するのかを決めて業者選びをするようにしましょう。

住宅リフォームの費用について

住宅で全面的にリフォームする場合は、約1,000万円かかります。ただし住宅の状況や、使用する設備や資材のランクによっても費用は変わります。そのため、一度リフォーム業者で見積もりをとるのがおすすめです。

見積もりまでなら無料の業者もあります。またリフォーム業者の公式ホームページでは、項目を選ぶだけで簡易的に見積もりができるところもあります。

またリフォームでは耐震工事や省エネ機能への変更などがある場合、補助金を利用できる場合があります。住宅のリフォーム費用についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご参考ください。

どのリフォーム業者に依頼したらいいの?

住宅をリフォームしようと思っていても、実際どの業者に依頼したらいいのか分からないという方も多いと思います。リフォームを行う業者は主に以下の通りです。

・リフォーム専門業者:地域を絞って施工しているところが多いです
・大手ハウスメーカー:費用は高めですがブランド力があります
・近所の工務店:施工できる内容が幅広い傾向があります
・住宅設備メーカー(TOTOなど):希望のメーカーが決まっていると便利です

この中から業者を選ぶことになりますが、具体的に業者を絞るときは以下の方法が有効です。

相見積もりで比較する

ほとんどのリフォーム業者は、無料で概算の見積もりを依頼できます。複数の業者で見積もりをとることで、適切な価格帯を知ることができるので2~3社で相見積もりをするのがおすすめです。

見積もりは基本的に実際に住宅を見てもらって、どのような工事になるのかを相談した後に出してもらう流れになります。相見積もりをした後に、1社に絞ったら他の業者に断りの連絡を入れる必要があるので、対応が煩雑にならないように多くの業者で見積もりをとらないようにしましょう。

リフォーム瑕疵保険に入っているか

リフォーム瑕疵保険は業者が加入する保険です。住宅リフォームを依頼する側が加入するわけではありませんが、この保険に入っている業者を選ぶと万が一業者が倒産した場合でも費用が返ってくるので安心です。

リフォーム瑕疵保険についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひご参考ください。

事例を見て業者の得意分野を知る

リフォーム業者の公式ホームページにはどのような工事を行ってきたのか、という事例が紹介されています。住宅のなかで、例えばキッチンのリフォームがしたい場合はキッチンのリフォーム事例が参考になります。逆に、希望箇所のリフォーム事例が載っていない場合は、得意分野ではない可能性があります。

このように、事例から業者の得意分野を比較できるので、事例も参考にしつつ情報を集めると業者選びに役立ちます。

また希望のリフォームに近い事例があればそのまま「この事例みたいにしたい」と業者に要望を出せます。

相談窓口を設けている自治体もある

自治体によってはリフォーム相談を公的窓口で相談できるところもあります。相談できるのはリフォームで利用できる制度や耐震相談などです。

また一般社団法人高齢者住宅協会では、公式ホームページで高齢者向けにリフォームを見直す基準などを紹介したパンフレットを公開しています。

バリアフリーリフォームをお考えの方はご参考ください。

住宅を購入してリフォームする注意点

今住んでいる住宅ではなく、中古住宅を購入してリフォームを行う場合もあると思います。メリットとして新築と比べて費用を抑えられることが挙げられますが、いくつか注意点があります。

無人期間が長いと劣化していて費用が高くなる

住宅は無人の状態になると劣化が早まります。その理由は3つです。

・換気がされないためカビが繁殖されやすくなる
・掃除が行われないため埃や塵が溜まる
・損傷しても修繕されない

中古物件を購入する場合、もし中古物件で無人の状態が長いと様々な箇所が傷んでいる可能性があります。住宅は無人の状態が約1年ほど続いていると、不具合が発生しやすくなります。

そのため傷んでいる箇所が多いとその分修繕費用がかかってしまいます。購入費用を抑えるために中古物件を買っても、修繕箇所が多いとリフォーム費用が高くなることがあるので注意しましょう。

耐震性に問題があると費用が高くなる場合も

築年数の古い住宅だと耐震性が低い場合があります。とくに1981年6月以前に建てられた住宅だと、耐震性が新基準を満たしていない可能性があるので避けたほうが良いです。

中古住宅をリフォームする場合、耐震性に問題がないかチェックを行います。このチェック時に補修工事が必要だと判断された場合は、リフォーム費用に補修費用が上乗せされます。耐震性を重視するなら築年数の浅い物件を選ぶようにしましょう。

ツーバイフォー工法の住宅は壁を抜けない

ツーバイフォー工法とは、壁で住宅を支える形の建築方法です。ダンボールを例に出すと、ダンボールが1枚の板状の場合だと折れ曲がってしまいますが、箱状だと上から押してもへこみにくくなります。

ツーバイフォー工法はこの箱を積み重ねたり、窓などをくり抜いたりして建築していきます。

ツーバイフォー住宅は面で支えているため、リフォームで壁を抜くことはできません。中古住宅を購入して、間取りを変えるなどの工事をしたい場合はツーバイフォー住宅は避けるようにしましょう。

まとめ

住宅のリフォームは工事の規模や使用する設備、資材によって費用が変わります。予算を抑えるためにも、まずはどの箇所をどのような目的でリフォームするのか明確にしましょう。また、費用は相見積もりをとると適切な価格帯を知ることができます。あらかじめ見積もりが無料であることを確認した上で、費用を比較して業者を決めるのも有効です。

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