新築のような仕上がりに!外壁リフォーム費用や重視すべきポイント

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2025年2月6日
新築のような仕上がりに!外壁リフォーム費用や重視すべきポイント
お家の外壁にひび割れや剥がれが目立つ箇所はありませんか?外壁は常に雨風や紫外線などにさらされているため、日々着実に劣化が進んでいきます。塗装が剥がれて耐久性が落ちると、防水効果の低下や内部の劣化にもつながります。 外壁のリフォームは、お家を守るためのメンテナンスのような目的があるとともに、外観の印象をガラッと変えることもできます。 ここでは、外壁リフォームによるメリットや費用などについてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ライター:ひらばやし

目次

外壁リフォームの種類

外壁リフォームにはいくつかの種類があります。

予算や外壁の状態などを鑑みて、どの方法を選ぶか考えてみると良いでしょう。

重ね張り(カバー工法)

現在の外壁の上から「サイディング」とよばれる外壁材を重ね張りする工法です。

今ある外壁の上に張り付けるため、既存の外壁の撤去費用や廃材処理費用がほとんどかからずコストが抑えやすいです。劣化が進んでいても補修が可能で、リーズナブルながらも新築の雰囲気を取り戻すことができます。

外壁が二重になるため、遮音性や断熱性アップも期待できます。

張り替え

既存の壁紙を解体して、新たに外壁材を取り付ける方法です。古い外壁を撤去して一新するので、外壁が破損しているなど、どのような状態の劣化があっても対応可能です。

カバー工法よりも建物への負担は軽くなりますが、そのぶん撤去費用などがかかってきます。内部の劣化まで補修可能で、家を長持ちさせやすい方法です。

塗り替え

外壁材は使用せずに塗装だけをやり直す方法です。外観がキレイになるだけでなく、塗料の色を変えてお家のイメージを変えたり、外壁の劣化を防いだりする効果もあります。

外壁材を使わないため、カバー工法や張り替えよりも費用や工期も少なく済みます。

外壁リフォームの費用・工事期間

平均的な大きさの一戸建て住宅(床面積30坪)で工事を行った場合にかかる費用相場や工事期間は以下の通りです。

工事内容 費用相場(30坪) 工事期間 耐用年数
重ね張り(カバー工法) 150万円~ 約2週間 約30年~40年
張り替え 200万円~ 約2週間~3週間 約30年~40年
塗り替え 75万円~ 約10日~20日 約10年~25年

外壁リフォームのタイミングは?

外壁のリフォーム時期がいまいちわからないという方も多いかと思います。

ここでは、リフォームをおすすめするタイミングをご紹介していきますので、ひとつの目安として考えてみてください。

外壁の症状から考えよう

外壁を手で触れた際にチョークの粉のようなものが付いたらリフォームのタイミングです。外壁の劣化の初期症状として出やすい「チョーキング」という現象です。

粉の正体は「顔料」と呼ばれる塗料で、湿気や紫外線などによる外壁の劣化が始まっている証拠です。

また、外壁にひび割れがある場合も要注意です。さらに外壁の劣化が進むと、ひび割れが拡大したり塗膜が剥がれたりするおそれもあります。

経過年数から考えよう

外壁は常に雨風から家を守っているため、どんな外壁であっても年数とともに劣化していくことは避けられません。

最後に外壁リフォームを行ってから10年以上、または新築で家を建ててから20年近く経過しているのであれば、外壁リフォームのタイミングと言っても良いでしょう。

外壁リフォームのメリット

外壁リフォームを行うと、外観が美しくなることはもちろん、ほかにもさまざまな機能があります。

ここでは、外壁をリフォームすると生まれるメリットをいくつかご紹介していきます。

耐久性が高まる

外壁リフォームを行うことで耐久性が高くなり、住宅の寿命を延ばすことができます。その結果、安全性の向上や、住宅の資産価値の維持にもつながります。

雨風や紫外線など、外壁は常に自然の驚異にさらされています。古くなった家はひび割れが生じ、そこから水が侵入してしまうこともあります。そのような水の侵入を食い止め、壁材へのダメージを抑えるためにも外壁リフォームはとても大切です。

防水性・透湿性が高まる

外壁リフォームで壁材から水分をシャットアウトすることで、壁材の腐食を防ぐだけでなく、カビやシロアリ対策にも役立ちます。

カビやシロアリは水分を好むため、外壁リフォームを行うことで水分の多い環境を改善することが可能です。

断熱・遮熱効果が高まる

外壁リフォームを行うことで、外気の侵入に対する遮熱性能と、室内の空気を逃さない断熱性能を高めることができます。

夏の暑い日の熱気や冬の冷たい外気が室内へ侵入することを防いだり、室内の冷暖房の空気を外に逃さないようにしたりなど、室内で快適に過ごしやすくなります。

遮音性を高める

建材は日々進化しており、遮音性の効果も年々高まっています。

防音性に優れた素材を使用することで、外に漏れる音や外から入ってくる音も軽減できるため、騒音などのお悩みも改善されるかもしれません。

外壁材の特徴と選び方

外壁リフォームの際に使用される外壁材は主に7種類あり、中でも「窯業系サイディング」は日本の戸建て住宅において約8割を占めているとされています。

外壁材はどうちがうの?どれを選べばいいの?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますので、それぞれの外壁材の特徴や選び方を解説していきます。

7種類の外壁材

日本で主に使用されている7種類の外壁材の特徴や工事費用相場などは以下の通りです。

外壁材の種類 特徴 工事費用相場(30坪) 耐用年数
窯業系サイディング 安価で工期が短い 185万円~245万円 20年~30年
金属系サイディング 軽量で耐震性が高い 190万円~255万円 20年~30年
木質系サイディング 木目のあたたかい風合いがある 200万円~300万円 15年~30年
樹脂系サイディング 凍害・塩害に強く色あせにくい 200万円~350万円 20年~30年
モルタル 独特なデザイン 300万円~450万円 30年以上
タイル 汚れや傷がつきにくい 300万円~380万円 30年~50年
ALC 耐震性・断熱性・遮音性に優れる 150万円~250万円 60年以上
  安さ 防水性 防火性 断熱性 耐震性 デザイン性 メンテナンス性
窯業系サイディング
金属系サイディング
木質系サイディング
樹脂系サイディング
モルタル
タイル
ALC

 

それぞれに特徴がありますが、すべての長所を兼ね備えた外壁材は存在しません。

そのため、とくに何を重視するのかを明確にすることが重要です。

リフォーム会社の選び方

インターネットなどで業者を調べると、より安いリフォーム業者に目が行きがちですが、安いという理由だけで選ぶことはおすすめしません。

安い費用でも利益をあげるために、技術力が低い職人や、塗料を薄めて使うといった悪どい業者も中には存在します。

多少費用がかかっても、アフターサービスが充実している業者なら、長期的に考えてみると費用が安く済むということもあります。

トラブルが起きたときにすぐ対応してくれたり、相談から施工完了まで同じ担当者がしっかりと対応してくれたりなど、安心して任せられるリフォーム業者を選びましょう。

また、業者のリフォーム実績や施工事例は必ず確認しておくことをおすすめします。技術に自信がある業者であれば、ホームページなどに施工事例を掲載しているので、ご自身の希望に近いリフォームがあれば参考にしてみると良いでしょう。

まとめ

外壁リフォームは大規模な工事であり、高い費用がかかるため、きちんと予備知識をつけて慎重な判断をすることが大切です。

工事内容や外壁材によって費用や工事期間が変わってきます。外壁材の特徴をしっかりと捉え、何をポイントに選ぶのか考えてみると良いでしょう。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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