フルリノベーション費用はどれくらい?理想の住まいをつくるには

  • マンション
  • リノベーション
  • 内装
  • 戸建て
  • 水回り
  • 費用
2025年2月7日
フルリノベーション費用はどれくらい?理想の住まいをつくるには
フルリノベーションとは、住宅を解体してまるっとつくり変えることをいいます。大きく間取りを変更したり、二世帯住宅にしたりなど、理想のお住まいを実現することも可能です。 家族構成やライフスタイルが変わるとお住まいの使い勝手が悪くなったり、古い築年数の戸建てだと劣化が進んで見栄えも悪くなったりします。 近年では、住宅全体をつくり変えるフルリノベーションが注目されており、まるで新築のようなお住まいを手に入れることができます。 しかし、費用はどのくらいかかるのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、フルリノベーションの費用について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ひらばやしのプロフィール画像

ライター:ひらばやし

目次

フルリノベーションの費用相場

フルリノベーションの内容はご家庭によってさまざまなので、費用は大きく異なることもありますが、おおよその総額費用の相場は以下の通りです。

  • マンションのフルリノベーション ▶ 約250万円~1,000万円
  • 戸建てのフルリノベーション ▶ 約400万円~2,500万円

 

設備や素材、機能性などにこだわる場合は、費用が高くなる傾向にあります。

部分別リノベーションの費用

住宅の部分別のリノベーション費用相場は以下の通りです。

リノベーション箇所 費用相場
キッチン 約15万円~50万円
浴室 約50万円~150万円
トイレ 約15万円~50万円
洗面所 約15万円~50万円
リビング 約15万円~150万円
和洋室 約20万円~50万円
和室から洋室 約25万円~100万円
壁付けクローゼットの設置 約10万円~50万円
ウォークインクローゼットの設置 約15万円~80万円
間仕切りの撤去 約7万円~25万円
間仕切りの新設 約8万円~30万円
耐震工事 約25万円~200万円
断熱工事 約20万円~120万円
外壁塗装 約50万円~180万円
外壁重ね張り(カバー工法) 約100万円~200万円
外壁張り替え 約130万円~230万円
屋根塗装 約30万円~80万円
屋根重ね葺き 約60万円~250万円
屋根葺き替え 約60万円~300万円

 

戸建ての場合は、劣化状態によって屋根や外壁のメンテナンスも必要になる可能性があるため、あらかじめ予算に組み込んでおくと良いでしょう。

リノベーション以外にかかる費用

リノベーション以外にかかる可能性のある費用を大まかに説明していきます。

物件購入費用

物件を所有していない場合はまずは物件を購入することになります。

中古の戸建てや中古マンションの購入時に必要となる費用は、主に物件購入費諸経費の2つです。

諸経費には、仲介手数料・登録免許税・司法書士報酬税などがありますので、購入時に確認しておきましょう。

リノベーション~居住後の費用

リノベーションは、建物を骨組み状態に解体してから工事を行う大規模なものから、一部分だけ工事を行う小規模なものまでさまざまです。リノベーション内容によっては工事中の仮住まいが必要になる可能性もありますので、その場合は家賃や引越し費用も用意しておかなければなりません。

他にも、新しい住まいに合わせた家具やカーテン、電化製品などを買い揃える費用も必要です。

さらにリノベーション終了後は、管理費や固定資産税などの税金がかかります。

フルリノベーションの費用に差が出るのはなぜ?

フルリノベーションの費用は、以下の3つの理由で大きく差が出ることがあります。

リノベーション業者

リノベーションを依頼する業者は主に「地元の小規模な工務店」「中堅リノベーション会社」「大手リノベーション会社」の3つに分類できます。

それぞれ広告宣伝費や本社経費など、コストのかけ方が大きく異なります。その分、リノベーション費用に上乗せされる額が変わるので、同じ内容のリノベーションでも費用に差が生まれるのです。

フルリノベーションは、住宅の骨組みを残してすべて解体し、一からつくり変える「スケルトンリフォーム」という方法が一般的です。その場合、平米単位で計算されることが多いため、床面積に比例して費用が増減する傾向にあります。

自分のこだわり

キッチンやお風呂などの設備、部屋の内装など、どこまで良いものにこだわるかによって100万円単位で差が出ることもあります。設備などはグレードによって価格が上下しますので、選ぶものによって費用は大きく変わります。

また、すべてを解体せずに、戸建てであれば1階部分のみなど、一部分のみをリノベーションするという選択肢もあります。

築年数

戸建ての場合は築年数が大きく影響してきます。日本では一般的な木造の戸建住宅は、築30〜40年以上経過していると柱や骨組みが劣化している可能性が高いです。

劣化箇所が多いとその分修繕費用がかかることになるため、建て替えたほうが安く済むということも考えられます。

図面があるかどうか

物件の図面があることによって費用が変わってくることもあります。図面には、建物の形状や寸法、材料の記載があり、どのように建てられているかがわかります。

図面がない場合、壁の中の筋交いや耐力壁がどこに入っているかを予測して判断するしかなく、工事内容によっては図面を書き直す必要があります。

見積もりは無料でも、図面作成費は有料の業者が多いです。

中古物件を購入する際は、図面が残っているかどうか事前に確かめておくと良いでしょう。

フルリノベーション費用を予算内に抑えるコツ

フルリノベーションをする際に費用を予算内に抑えるコツをご紹介していきます。

リノベーションを検討する際の参考にしてみてください。

材料・設備のグレード選びに注意

使用する設備や材料のグレードが高いほど費用も高くなります。費用をできるだけ抑えるには、グレードの高くないものを選ぶことをおすすめします。

ただし、予算を抑えることを重視しすぎると、思っていたよりも見栄えや使い勝手が悪くなることもあるため、こだわりたい部分にはお好みの設備や素材を採用するのも良いでしょう。

水回りを考える

水回り設備の移動は、配管工事を伴うので、その分費用が上乗せされることになります。配管を移動させるには新たに設備を設置する必要があるため、工期も長くなり、人件費や建材費用がかかります。

既存の配管をうまく利用した間取りを考えることで、コスト削減につながります。

予算の上限を決める

予算内に抑えたリノベーションをするために、費用の上限価格を設定することが大切です。

理想を追い求めすぎると費用が高くなる可能性もありますので、リフォーム会社にもあらかじめ上限価格を具体的に伝え、予算オーバーしないプランを立てましょう。

予算内で理想の住まいをつくるには?

フルリノベーションは高額な費用がかかるということもあり、後悔のないリフォームを実現したいものです。理想の住まいをつくるためのポイントを2つご紹介していきます。

どんな家に住みたいかを明確に伝える

リフォーム会社との打ち合わせの際に重要なのが、「どこを・どのようにしたいか」を明確に伝えることです。

まずは、取り入れたい設備や間取りなど、やりたいことをすべて書き出してみることをおすすめします。和室を洋室にしたい、床を無垢材フローリングにしたいなど、具体的なリストを作っておくことで伝え漏れの心配もありません。

優先順位をつける

やりたいことが多くて予算オーバーしてしまう場合は、考えていたプランの中でも絶対に譲れないものを優先的に取り入れていきましょう。

値段が高いというだけの理由でやりたかったことをあきらめてしまうと、あとで後悔することにもなりかねません。

「絶対に譲れないこと」「あってもなくても困らないこと」を先にはっきりさせておき、先ほどリストアップしたものに番号をつけるなどして、あらかじめ優先順位を決めておくことをおすすめします。

まとめ

本記事ではフルリノベーションの費用について解説いたしました。

理想を詰め込みすぎると予算をオーバーしてしまうこともありますが、予算を抑えることばかり考えてしまうと、あとから「やっぱりこうしておけばよかった」と後悔してしまうかもしれません。

譲れない箇所と費用を抑える箇所をはっきりさせて、優先順位を決めてからプランニングすることが大切です。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

contact

ご相談・資料請求・来店予約など
お気軽にどうぞ

お電話でのお問い合わせ

0120-959-128