フルリノベーションが選ばれている理由とは?費用や注意点もご紹介

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2025年2月7日
フルリノベーションが選ばれている理由とは?費用や注意点もご紹介
最近では古い一戸建てや中古マンションを購入する人も多いですが、理想通りの住宅を実現できる方法として、「フルリノベーション」がメディアなどでも注目されています。 新築ではなくあえてフルリノベーションを選ぶ方もいるほど、メリットが多い方法でもあります。 そこで本記事では、今フルリノベーションが選ばれている理由や費用相場、注意点などもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ライター:ひらばやし

目次

フルリノベーションとは?リフォームとの違い

一般的にリノベーションは、新築時以上の機能を新たに追加して「刷新」すること、リフォームはもとの状態に「改修」することをいいます。

そして『フルリノベーション』とは、住宅の骨組みだけを残してすべて解体し、住まい全体をリノベーションするという方法です。

間取りを大きく変更したり二世帯住宅に変えたりなど、建物の枠組みの状態から大規模な改修工事を行うことを「スケルトンリフォーム」と言い、こちらもフルリノベーションの一種とされています。

フルリノベーションの費用相場

フルリノベーションにかかる費用は工事の規模によって大きく変わってきます。

一戸建てをスケルトンからフルリノベーションするケースだと、600万円~900万円程度が目安です。

一戸建てもマンションも面積にかかわらず、デザインや間取り、建材などにこだわった場合は1,000万円~2,000万円ほどかかるケースもあります。

さらに、工事期間中に暮らすための仮住まいの用意が必要な方は、その費用も必要です。

新築よりフルリノベーションが選ばれる理由

新築や建て替え、リノベーションなど、それぞれにメリットやデメリットが存在しますが、あえてフルリノベーションを選ぶ理由は何なのでしょうか?

フルリノベーションのメリットをいくつかご紹介していきます。

間取りを大きく変更できる

構造上に制約がある場合を除き、間取りを大きく変更できることがフルリノベーションの大きなメリットです。

古い住宅は部屋が細かく区切られている傾向が強いため、フルリノベーションにより広々とした開放的なリビングにするなど、現代のライフスタイルに合わせた間取りに変えることができます。

デザインの自由度が高い

マンションや分譲戸建ての場合、すでに完成されたものを買うことになります。

フルリノベーションであれば建物を一度骨組みだけに解体し、間取りやデザインは新たに再構成することになるため、自分の理想のデザインを実現することが可能です。

新築や建て替えより費用を抑えられる

フルリノベーションは、建物の既存の基礎や構造を生かすことができるため、新築住宅を購入したり建て替えたりするよりも費用を削減することができます。

劣化が激しい箇所は重点的に補強し、利用できるところはできる限り利用することで、低コストに抑えやすいです。

希望の立地に住みやすい

住み替えを考えたときに、希望の立地にある新築物件は高くて手が出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、予算に余裕があったとしても、希望エリアに理想通りの住宅があるとは限りません。

しかし、中古物件であれば販売件数が多いため、低価格の中古住宅を購入してフルリノベーションを行うことで、理想の立地と住宅を実現することができます。

フルリノベーションの注意点

フルリノベーションは多くのメリットがある方法だということが分かりましたが、同時に把握しておくとよい注意点もご紹介します。

工期が長くなる

フルリノベーションする際は、設計から工事完了まで4ヶ月~半年ほどかかるのが一般的です。

小規模なリフォームであれば住んだまま工事に臨むことも可能ですが、フルリノベーションのような大掛かりな工事の場合、その間は住むことができません。

実際に住めるまでに時間を要するため、一時的に仮住まいに住むことになるでしょう。

仮住まいを用意する費用や引っ越し費用がかかってしまうことはデメリットの一つといえます。

補修費用が高くなる可能性がある

内装のみリノベーションしたいと考えていても、壁や天井を解体してみると問題が見つかることは少なくありません。

建物の状態によっては耐震補強が必要だったり、シロアリやカビの発生により断熱などの性能を高める必要があったりなど、構造部分の補修工事が発生する可能性があります。

想定外の費用がかかる場合があることもデメリットといえるでしょう。

間取りの変更には限界がある

フルリノベーションは住宅の骨組みを残した工事を行うことから、間取りの変更に制限がある可能性があります。住宅の構造によっては、耐震性維持のために壁や枠組みを撤去できない場合があるためです。その場合は、間取りの自由度が低くなってしまいます。

補助金の申請は工事前に

リフォーム補助金は、バリアフリーや省エネ、耐震性の確保などの目的でリフォームやリノベーションを行う際に補助金がおりる制度です。

基本的には工事前の申請が必要ですが、制度によって異なる可能性もあるため、自治体のホームページなどであらかじめ確認しておきましょう。

リノベーション会社の選び方

世の中には多くのリノベーション会社が存在しているので、どの会社を選べば良いかわからない方も多いかと思います。

ここでは、リノベーション会社を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。

近くに拠点がある

ご自宅から遠いリノベーション会社の場合、迅速な対応が難しい可能性があり、費用も割高になりやすいです。工事完了後のアフターサービスなど、小回りの効いた対応をしてもらいやすい、比較的近いエリアにあるリノベーション会社を選ぶと良いでしょう。

得意分野をチェック

一戸建てとマンションのどちらを得意としているか、いずれも対応可能かどうかなど、リノベーション会社の得意分野を確認しておきましょう。

リノベーションを専門とする会社はマンションが得意なケースが多いですが、工務店は一戸建てをメインとするところが多いなど、会社によって得意分野が異なります

自分が希望するリノベーション内容に合ったリフォーム会社を選ぶことが大切です。

リフォーム実績が豊富

その会社がどのようなリノベーションを手掛けてきたのか、ホームページやパンフレットなどで確認し、豊富な実績や施工事例を持つ会社を選ぶと安心です。

これまでどのような内容でどれくらいの規模のリノベーションを手掛けてきたのか、自分の希望と似た事例があれば詳しくチェックしておくと良いでしょう。

ワンストップリノベーションに対応

ワンストップリノベーションとは、物件探しからリノベーションのプランニング、工事まで、すべての窓口を1社にお任せするシステムのことです。

窓口が1つなので手間が省けるほか、費用をローンで賄う場合でも住宅ローンに組み込みやすいこともメリットの一つです。

アフターサービスが充実

リノベーション工事が完了した後、住み始めてから不具合が出てしまうおそれもあります。

そのため、アフターサービスが充実している会社を選ぶことをおすすめします。

会社によって無料または有料での長期保証に対応していますので、保証内容や期間などをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

まとめ

理想のお住まいを実現するための選択肢としてフルリノベーションはたくさんのメリットがありますが、同時に注意点も頭に入れておくことが重要となってきます。

また、満足のいく施工内容にするためには、信頼できるリフォーム会社を見つけることも大切です。“この会社になら安心して任せられる”と思えるようなリノベーション会社を探してみてください。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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