玄関ドアのリフォームで参考にしたい3つの選び方

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2025年1月21日
玄関ドアのリフォームで参考にしたい3つの選び方
「古くなった玄関を新しくしたい」 「使いやすくて機能的な玄関にしたい」 玄関をリフォームしたいと思っても、どんな種類があるのか、何を重視したらいいのか漠然としている方も多いのではないでしょうか。玄関にも開き戸や引き戸、また採光デザインまで様々なタイプがあります。この記事では玄関の種類や選ぶポイントを紹介しています。設置する玄関の幅などを考慮しつつ、ぜひご参考ください。
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ライター:のはら

目次

ポイント①玄関のデザインから選ぶ

玄関は家の出入口ということもあって、家の印象にも繋がる場所です。玄関ドアのリフォームをお考えの方は、「古くなってきたから」「防犯性を高くしたい」という理由もあると思いますが、この機会にデザインを見直すのも良いでしょう。

玄関には大きく「開き戸」と「引き戸」があります。

開き戸

開き戸は蝶番(ちょうつがい)と呼ばれる金具でドアの片側を固定し、縦方向に開閉できるタイプの扉です。

開き戸の種類     概要
片開き 玄関で多く使われているスタンダードなタイプです。玄関の幅を広く取れない住宅に適しており、他の玄関ドアと比べて安価です。「固定金具が右、取っ手が左」のドアを右勝手、「固定金具が左、取っ手が右」のドアを左勝手と呼びます。片開きの玄関は、左右どちらを開くようにするかは選ぶことができます。
親子ドア 親子ドアは横に小さなドアが付いているタイプです。普段は大きいほうのドアのみを使います。引っ越し時や人が頻繫に出入りする時、出棺、人命救助などの場合に小さなドアも開くと玄関を広く使うことができます。
袖付きドア 親子ドアと似ていますが、袖付きドアは小さいほうを開くことはできません。袖とは玄関ドアの横の部分です。ガラス製だと採光でき、玄関を明るくすることが可能です。袖は片側のみ、もしくは両側につけることもできます。
両開きドア 同じデザインの扉を左右対称に設置するタイプです。扉が2枚分の幅が必要になりますが、その分広く使うことができます。

開き戸のなかにも、扉に窓がついていて採光できるタイプもあります。採光窓のデザインにも種類があります。窓の種類で明るさも変わってくるので、より採光したい場合は窓の割合が多いものを選びましょう。

引き戸

引き戸はドアをスライドさせて開閉するタイプの玄関です。日本家屋では引き戸が一般的で、古いイメージを持つ方もいると思いますが、最近ではデザイン性の高い引き戸もあります。

引き戸の種類    概要
引き違い扉 引き戸のなかではスタンダードで、多く使われています。2枚の扉がどちらもスライドできるタイプです。
片開き扉 1枚の扉を片方にスライドさせて開閉するタイプです。扉を引き込む部分をガラスにすることで採光できるタイプもあります。また扉は1枚分なので、比較的費用は安いです。
両引き込み戸 左右それぞれの扉を両側の壁にスライドさせて収納できるタイプです。2枚分の扉を同時にスライドできるので、広い間口を確保できます。しかしその分設置する際にも広いスペースが必要となります。

ランマ(欄間)とは

ランマ(欄間)とは天井と扉の間の部分です。日本家屋で室内だと襖と天井の間に透かし彫りがしてあることが多い箇所ですが、玄関でも天井と扉の間にランマを設置できます。ただし、玄関の場合は、シンプルなものが一般的です。

とくに引き戸だとデザインのバランスを考慮して、ランマを設置することが多いです。ランマがあることで光を取り入れたり、風通しを良くしたりできます。ランマは防犯ガラスを使用することも可能です。

ポイント②鍵の種類から選ぶ

玄関の鍵は大きく「手動錠」と「電池錠」に分けられます。

手動錠は鍵を差し込んで開け閉めを行うタイプです。電池錠は電動でロックをかけられるタイプで、ボタン式やリモコン式などがあります。

  メリット デメリット
手動錠 ・鍵を紛失しても比較的簡単に交換ができる ・両手がふさがっている時など鍵を探すのが手間
・電池錠と比べて防犯性が劣る
電池錠 ・両手がふさがっている場合に便利
・物理的にピッキングは不可能
・電池で動くため停電時も稼働する
・電池で動くため配線工事は必要ない
・自動的にロックがかかる
・電池切れで作動しなくなる可能性がある
・電池交換が必要

近年は玄関のリフォームでディンプルキーが一般的です。ディンプルキーとは小さなくぼみがついたタイプの鍵です。ディンプルキーは従来の凹凸のみのシリンダーキーと比べてピッキングされにくく合鍵も簡単に作れないので防犯性は高いです。

手動錠でもディンプルキーだと防犯性は高いですが、利便性を重視するなら電池錠にするのも一つの選択肢です。

ポイント③断熱性から選ぶ

室内の空気の約半分は玄関から出ていくといわれています。また経年劣化で気密性が低下していると、玄関を閉め切っていても外部の空気が入ってきて室温が下がってしまいます。

玄関付近の冬場の冷えが気になる場合は、玄関ドアを断熱仕様にするのがおすすめです。

断熱機能のある玄関ドアは、内部に断熱材が入っており、採光窓も2重になっています。また枠部分も空気が逃げないように気密性の高い作りになっており、枠にまで断熱材が入っています。

費用は通常の玄関ドアと比べて高めですが、寒い地域にお住まいの場合や冷暖房設備の省エネを考えるなら断熱性の高い玄関ドアを選びましょう。

玄関リフォームでかかる費用

玄関のリフォーム費用は20万円~60万円が相場となります。玄関の種類によって費用は異なりますが、高機能なものだと40万円以上かかります。また網戸の設置だけだと10万円以下が相場です。

また玄関のリフォームは、玄関ドア本体の費用の他に、設置費用、下地処理、解体、撤去処分費用がかかります。さらに玄関ドアの交換だけでなく土間や周辺の内装工事も含めると追加の費用がかかるので、一度リフォーム業者に見積もりをとると費用目安を知ることができます。

まとめ

玄関リフォームについてまとめると以下の通りになります。どの点を重視するのか明確にして住宅に合った玄関ドアを選ぶようにしましょう。

  • 玄関には開き戸と引き戸がある
  • 採光窓にもデザインがある
  • 鍵の種類から選ぶのも方法の一つ

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