奥行きを最大限活かす、押入れリノベーションのアイデアや注意点

  • リノベーション
  • 内装
  • 押入れ・クローゼット
  • 業者選び
  • 費用
2025年2月6日
奥行きを最大限活かす、押入れリノベーションのアイデアや注意点
近年ではライフスタイルの変化により、昔ながらの押入れは使いにくく、リノベーションをお考えの方も多いのではないでしょうか。 押入れはクローゼットよりも奥行きがあるため、アイデア次第では新たな使い方ができたり、使い勝手の良いスペースに生まれ変わります。 ここでは、押入れのリノベーションのアイデアや費用相場などをご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ひらばやしのプロフィール画像

ライター:ひらばやし

目次

押入れリノベーションのアイデア

押入れは奥行きがあり空間が広いことから、リノベーションによりさまざまな用途に生まれ変わることができます。

ここでは、押入れにはどのようなリノベーション方法があるのかをご紹介していきます。

クローゼットにする

一般的によく使用されているクローゼットを設置するリノベーション方法です。ふすまを扉に交換し、内部の棚を撤去、そしてハンガーパイプを設置したスタンダードなクローゼットです。

子供部屋の押入れをクローゼットにしたり、和室をリノベーションする際に押入れをクローゼットに変えるといったパターンが多いです。

ウォークインクローゼットにする

今ある押入れのスペースを流用してウォークインクローゼットにする方法と、押入れだけでなく部屋もリノベーションしてウォークインクローゼットにする方法があります。

スペースを広く利用して収納を大幅に増やしたい場合は、費用は割高になってしまいますが、部屋全体をリフォームすると便利でしょう。

ワークスペースにする

押入れは3方向を壁に囲まれていて視線が気になりにくいため、勉強や仕事などの作業スペースにもぴったりです。

奥行きがあるので、奥に棚などを設置して本棚として使用することもできます。

子ども用ベッドにする

押入れの中敷居に柵をつけることで、子ども用のベッドにリノベーションすることができます。上段はベッド・下段は収納スペースとして活用したり、上段・下段で2段ベッドにすることも可能です。

ただし、押入れはそもそも物を収納するスペースなので、人が乗るには不十分な強度です。中敷居がたわんだり、底が抜けてしまうおそれもあります。そのため、押入れをベッドにする際は、中敷居を補強しなければなりません。

また、押入れは湿気が溜まりやすいので、空調設備をつけたりスノコを敷いたりして空気の循環を良くしましょう。

本棚にする

押入れは奥行きが深いので、キャスターで動かせるタイプの本棚の設置がおすすめです。

一般的な押入れは奥行きが約90cmほどあるため、通常の本棚と比べると奥行きがネックになります。

キャスターがついているスリムな設計の本棚であれば、取っ手を引っ張って出し入れが可能で、押入れの奥行きも有効利用することが可能です。

また、押入れの背面の壁が他の部屋や廊下に接している場合には、押入れを裏側から利用することもできます。押入れの背面の壁を撤去し、90cmほどの奥行きを45cmずつ利用して、表側と裏側の両側から本棚を設置するという方法です。

この方法を利用して、奥行きを60cmと30cmに分け、60cm側をクローゼットに、30cm側を本棚にするという選択肢もあります。

裏側の壁を撤去しても構造上問題ないか、リフォーム会社に確認してみましょう。

部屋の一部にする

押入れを部屋の一部にしてしまうのも1つの方法です。押入れの棚を外して床材と壁材を貼り、床の補強や壁のペイントなど、部屋と馴染ませる作業を行います。

押入れをリノベーションする際の注意点

押入れをリノベーションする際には、いくつか注意すべき点があります。

以下の4点を把握しておくと良いでしょう。

床の強度を確認する

昔ながらの押入れだと、下地を組まずに薄いベニヤ板が貼ってあるだけという場合も多く、重さに耐えられない可能性があります。その場合は、床の補強工事も一緒に行う必要があります。

結露対策も行う

閉め切ったままの押入れは、通常の部屋よりも気温が低くなります。部屋と押入れとの温度差により結露が発生し、カビやダニの温床になりやすいです。

結露を抑えるには、断熱材の使用が有効とされています。リノベーションの際は、押入れの空気が循環しやすいよう対策をしましょう。

賃貸のリフォーム・リノベーションは難しい

賃貸は退去時に原状回復義務があるため、初めからリフォームやリノベーションが許可されている場合を除き、本格的なリノベーションをすることは難しいです。

予算を明確にしておく

効率の良いリノベーションを行うためには、計画をしっかりと立てることが重要です。

床の補強など、押入れのリノベーション前に補強や修繕工事が必要になる場合もあります。そうなると追加費用がかかるため、予算は多めに組んでおくことをおすすめします。希望する予算と、上限の予算を決めておくと安心です。

ここにはお金をかけても良い、ここにはかけなくても良いなど、優先順位を決めておくと、見積もりが予想より高かったときにどこを削るか考えやすいです。

押入れリノベーションの費用相場

ここでは、押入れをリノベーションする費用を目的別にご紹介していきます。

押入れの工事内容 費用相場
クローゼットにする 8万円~20万円
ウォークインクローゼットにする 20万円~50万円
ワークスペースにする 10万円~50万円
ベッドにする 35万円前後
本棚にする 10万円~20万円
部屋の一部にする 8万円~20万円

 

ワークスペースにリノベーションする場合、押入れのみ工事を行う場合は10~20万円、床のリフォームも同時に行う場合は30~50万円ほどかかると想定しておくと良いでしょう。

ほかの工事についても、どのような素材を使ってどのような部屋にするかなどによっても費用は大きく変わりますので、リフォーム会社としっかりと相談して確認する必要があります。

リフォーム会社の選びのポイント

理想通りのリノベーションを実現させるためには、依頼する会社は慎重に選ぶ必要があります。

ここでは、リフォーム会社の選び方のポイントをご紹介していきます。

リフォーム実績が豊富か

リフォーム会社のホームページなどに載っているリフォーム実績や施工事例などをチェックしましょう。実績や事例が多いほど経験も豊富なので、目的に合わせたプランニングをしてくれるでしょう。

複数の業者から見積もりをもらう

リフォーム会社を選ぶ際は、少なくとも3社に見積もりを依頼し、工事内容などを比べてみましょう。

料金の安さだけで選んでしまうと、施工内容が説明と違うなどのトラブルに発展するおそれもあります。

アフターサービスなどもしっかりと対応してくれるなど、信頼できるリフォーム会社へ依頼しましょう。

対応がスピーディーで丁寧か

理想の空間へとリノベーションするためには、リフォーム会社としっかりと打ち合わせを行うことが重要です。

電話の対応が良いか、メールなどに素早く返事をくれるかなど、丁寧で迅速な対応をしてくれるかどうか見極めましょう。

見積書の内容が具体的か

見積書をもらう際は、工事の内容や壁紙や床材にいくらかかるかなど、具体的に記載されているかどうか確認しましょう。

具体的な金額を提示せずに、施工後に高額な請求をしてくる悪質な業者も少なからず存在します。

事細かな内容までしっかりと書面で出してくれる会社を選びましょう。

まとめ

押入れはそのまま使うと使い勝手が悪いこともありますが、その奥行きの広さを活かしたリノベーションを行うことで、便利な収納や作業スペースなどに生まれ変わらせることが可能です。今のライフスタイルに合ったリノベーション方法を選ぶことをおすすめします。

信頼できるリフォーム会社を探し、納得のいくリノベーションを実現しましょう。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

contact

ご相談・資料請求・来店予約など
お気軽にどうぞ

お電話でのお問い合わせ

0120-959-128